「新田原（にゅうたばる）」の読み方の由来は？

こんにちは！
生まれも育ちも宮崎っ子の谷口です。

早速ですがクイズです！

「新田原基地」

これってなんて読むかわかりますか？

 

 

 

 

正解は「新田原基地（にゅうたばるきち）」！！宮崎の方には簡単な問題かもしれませんが、県外の方は「なにそれ！？」と思われたかもしれませんね。

実は「新」と書いて「にゅう」と読ませる地名は全国でもここだけなんだそうです！

しかも、この「新田原基地」のある「新富町」の読みは「しんとみちょう」。…「にゅうとみちょう」ではないのか？？謎は深まるばかり…

ということで、実は宮崎人もよく知らない不思議な地名の謎を調べてみました。

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新田原（にゅうたばる）の由来は…はっきりしていない！？

調べてみると、この「新田原（にゅうたばる）」の地名の由来…自衛隊「新田原基地」の広報担当者の方によると、時々話題には上がるもののはっきりしたことはまだわかっていないんだそうです。

ただ有力な説としては、開墾の際に「新しく水田を作る」→「新田（にいた）」→「新田（にゅうた）」へと訛っていったのではないかとのこと。

確かに、「新田」を「にいた」「にいだ」「にった」と読む地名は全国に存在します。そこに宮崎の方言訛りが合わさって「新田（にゅうた）」になっていったと考えるのが自然かもしれません。

ちなみに「英語由来説（New田原）」もあるようですが、英語が日本に入ってくる前（鎌倉時代）から「新田（にゅうた）」という地名があったことが資料で確認されていることから可能性は低いのではないかと考えられているようです。

確かに「New」だけ英語っていうのも、微妙なセンスですよね（笑）

新富町（しんとみちょう）は、二つの地区が合体してできた呼び名

ちなみに新田原基地のある「新富町（しんとみちょう）」の由来は、先ほどから話題にしている「新田（にゅうた）」と「富田（とんだ）」という二つの地区が合併してできたということなんだそうです。

新富町 - Wikipedia

二つの地名の頭文字を合わせたので「新富町（しんとみちょう）」なんですね。

これも、もし元々の読みをそのまま使ったとしたなら「にゅうとんちょう」になっていたところでした。それはそれで歴史上の偉人であるニュートンさんと語呂があって有名になっていたかもしれませんね。

まとめ

これで新田原基地の近くを通るたびに気になっていた疑問が、一つ解決しました。（完全ではありませんが）

こうやって地名を紐解いていくと、その土地ならではのエピソードや文化が見えてくるのはなかなか面白いですね。また宮崎の難読地名があれば調べて記事にしてみたいと思います！！

ちなみに「航空自衛隊 新田原基地」は、毎年12月に航空祭が行われ華麗な航空ショーを見学できる他、基地の見学も可能となっています（要予約）。興味のある方は公式HPよりお問い合わせください！

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